9月とは言えども、まだまだ暑さを感じる時期ではないでしょうか。実は、秋という時期は一般的に、体に溜まった老廃物をデトックスするのにも優れた時期と言われています。溜まった疲れをホリデーシーズンに持ち越さない目的も込めて、飲むだけで自分の体内を浄化することのできるミントについてお伝えします。
インドでは医学として扱われるアーユルヴェーダの視点から見たミントは、体にたまった熱を取り除く性質を持ち、消化をサポートするとされています。消化不良や吐き気、下痢など、胃腸トラブルにも優しく寄り添ってくれ、鎮静、活性、解毒作用を併せ持つ、効果の高いハーブでもあります。以下に、アーユルヴェーダの視点からのミントの効果をいくつか紹介します。
消化促進:ミントは消化力を高め、食欲を刺激する効果があります。消化不良や胃の不快感を軽減します。
解毒作用:ミントは解毒作用を持ち、毒素の排出をサポートします。ミントティーやミントウォーターは、体内の浄化に役立ちます。
冷却効果:ミントは涼しい性質を持ち、体温を下げる効果があります。暑い季節やハワイの気候に、特に有益です。冷却効果の目的で、コリアンダー(パクチー)の種と、生のミントを一晩水につけて、ミントウォーターを作ることもおすすめです。カフェインが入っていないので、いつでも飲むことができるのも便利です。
ストレス緩和:ミントの香りはリラックス効果があり、ストレスや緊張の軽減に寄与するとされています。勉強机やオフィスに、ミントのエッセンシャルオイルを使ったディフューザーを置くもおすすめです。
呼吸器の健康:ミントは気管支を開き、呼吸をスムーズにする効果があります。風邪や鼻づまりの症状を和らげます。
消炎作用:ミントには抗炎症作用があり、関節炎などの炎症症状を軽減すると言われています。
上記の効果は、新鮮なミントでも、ミントのエッセンシャルオイルでも、どちらでも同じ効果があります。 気軽にミントのハーブティーを飲んでみることも良いでしょう。ガーデニングの習慣がある方は、ミントを育ててみることもおすすめします。簡単に育ちますので、扱いやすいハーブの一つです。
最後に、飲み方について。暑い気候だと、特に氷が入った冷たい飲み物を美味しく感じられると思いますが、消化の観点から言うと、氷が入った冷たい飲み物は体調を崩す原因になります。ミントのような自然の冷却効果を活用してみてください。ぜひ、ミントウォーターを試してみてくださいね。
幸せ修行 No.296
加藤ジェシカ
世界中50か国以上を旅する中で、地球にはエネルギーのような何かが存在することに気づく。2017年、ヨガの勉強を通してアーユルヴェーダに出会い、渡印。日常に寄り添うアーユルヴェーダがテーマ。
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