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過去最大数の新型コロナワクチンがハワイ州に到着する見込み 接種会場も増加

過去最大数の新型コロナワクチンがハワイ州に到着する見込み 接種会場も増加

現在、過去最大数の新型コロナワクチンがハワイ州に輸送されており、州はワクチン接種会場を増やし、準備を整えているとハワイ・ニュース・ナウが伝えている。ハワイ・ヘルスケア協会責任者のヒルトン・レーセル氏は「基本的に州全体にワクチンの供給量を増やしている」と述べた。州保健省(D O H)は、ファイザー社製ワクチン約4万回分、モデルナ社製ワクチン約3万回分、ジョンソン&ジョンソン社製ワクチン21,000回分を追加投与する予定という。接種が1回で済むジョンソン・エンド・ジョンソン社製ワクチンは今後さらに配布される見込みだ。

レーセル氏はさらに「ワクチンの一部は、ネイバー・アイランドの保健所に届けられる予定だ。特に感染リスクが高く、アクセス困難な地域には優先的に配布される」と語った。連邦政府はハワイ州に対し、先の91,000回分のワクチンのほか、ロングス、ウォルグリーン、ウォルマート、セーフウェイを含むハワイの薬局に対し、3万回分のワクチンを直接輸送している。

現在ハワイ州では、約70万回分のワクチンが保管されている。レーセル氏は、現在非常に多くの人が感染しているため、州の1日あたりの新型コロナ症例数が減少していないことを懸念している。「1日に100人以上の感染者がいる。これはワクチン接種を受けていない集団の感染率が高いことを意味している」

ジョシュ・グリーン副知事は「ハワイ州ではワクチン接種を受けた住民の新型コロナ感染数が極めて少なくなった」とする一方、未だ18歳から44歳の年齢層が感染増加傾向にあると語った。副知事は「アクセスが難しい地区の感染が特に懸念されている。現在はマウイ記念病院のワクチンが不足し始めている」と述べた。マウイ記念病院には現在、19人の新型コロナ患者が入院しているという。「そのうち2人は高齢者で、残りの患者は30代後半から50代前半だ。高齢者の2人は、ワクチン接種を1回しか受けていなかった」。副知事は、特に今週末は大規模な集会を避けるとともに、外出の際はマスクをし、ソーシャル・ディスタンスを保つよう住民に求めている。

(日刊サン 2021.04.02)

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