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ハワイ州の道路交通量が増加 事故数も加速傾向

ハワイ州の道路交通量が増加

事故数も加速傾向

カカアコ在住のケルフレッド・チャンさんは、ここ1ヶ月余りで周辺の道路交通量が増えて来たと感じており、朝は以前よりも早い時間に家を出ているという。「タウンまで車で行く場合、朝は以前より5分ほど早く出ている。午後は7分以上だ」と話す。エワ・ビーチ在住のブランドン・ウォルフィンガーさんは2020年末にオアフ島に引っ越してきた。ウォルフンガーさんは、その時と現在とでは、昼と夜のように違って見えるという。「私がオアフ島に来た時、交通量はとても少なかった。現在の交通量は間違いなく通勤に影響しており、多くの時間を運転に費やすようになった」

KHON2の報道によると、ハワイ州交通局(HIDOT)は、州の全ての郡において道路交通量が徐々に上昇していると述べている。一方、2019年同時期との比較では、ハワイ郡を除く全ての郡の交通量は約10%少ないという。HIDOT高速道路副局長のエド・スニッフェン氏は「(パンデミックで)交通量が減少したため、道路の混雑が緩和され移動時間が短縮された」と述べた。HIDOTは、昨年は多くの人が自宅で過ごしたことで道路が空いていたため、スピード違反が増加したとしている。

スピード違反が増加した一方、衝突事故及び死亡者数は減少傾向にあった。HIDOTによると、衝突事故は約31%減、交通事故の死者は約20%減、年間平均と比較して死者は22人減少した。「22人の命が救われたのは、交通量が減ったことや安全運転に起因したものではない。単に道路が空いていたことにある」とスニッフェン氏は言う。2021年の交通事故死者数は再び増加傾向にある。当局は202141日の時点で25人の死者を報告しているが、2020年同時期の死者は21人だった。

スニッフェン氏は、今年秋には交通量がパンデミック前のレベルに戻る可能性があると予測している。

(日刊サン 2021.04.02)

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