オハイオ州ティピカヌー在住のパーカーさんは、石油と天然ガスのパイプラインための環境調査の仕事でテキサス州を訪れている。
仕事が休みとなった先週のある日、パーカーさんは野原をハイキングすることにしたという。
そして、自然の中を散策していた時に草の上に明るいピンク色をしたバッタを発見したとフォックス・ニュースが伝えている。
パーカーさんは「すごい色のバッタだな」と思ったものの散策を続行したが、その夜遅く宿泊していたホテルの部屋で考えた。
「もしかしたらとても希少価値のある種類のバッタを発見したのかもしれない」
パーカーさんがインターネットで検索してみると、非常に希少なバッタであることが判明したのだ。
「それからは眠れませんでした。一晩中、どうしてそのまま見過ごしてしまったのかということばかり考えていました」
翌日、パーカーさんは父親に電話をして、ピンク色のバッタについて話をしたところ、父親は「見かけた場所に戻ってみたほうがいい。まだいるかもしれない」と言った。
すると、探し始めて10分もしないうちに再びピンク色のバッタを発見したのだ。
遠くからでも目立つ色のバッタは、このままでは簡単に動物の餌食になってしまうと考えたパーカーさんは、バッタをカゴに入れて持ち帰って「ピンキー」と名付けた。
「ピンキーを引き取って保護してくれるところを探していますが、とりあえず僕が飼うことにしました」
今はまだ仕事でテキサスにいるが、ピンキーを連れてオハイオ州に帰るのを楽しみにしているという。
「(緑色がテーマである)セント・パトリックス・デーの週にピンク色のバッタを捕まえるなんて面白いですよね。僕の先祖はアイルランドからの移民なので、きっとそれで幸運が舞い込んだのだと思います」
写真:Shutterstock.com
(日刊サン 2022.3.23)
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