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リンダニ・ミエニさん射殺事件 911音声全公開 ホノルル署

リンダニ・ミエニさん射殺事件 911音声全公開 ホノルル署

警察官が関与したリンダニ・ミエニさん銃撃殺傷事件について、ホノルル警察署が今月初め、事件前に住民の女性が通報した際の音声を公開した。

音声は414日の午後810分頃に始まり、オペレーターとの会話は10分以上に及ぶ。通報者の女性はCoelho Wayの自宅に「男性が侵入してきた」と報告し、「男が家の中を歩き回っている」と話している。その後オペレーターは、男が武器を持っていないことを確認している。女性は「男が何をしたいのかが分からない」と言い、程なく半ば叫ぶような声で取り乱し始めている。警察官が現場に到着したのは、通報を受けてから5分以上経過した後だった。

ホノルル警察は、既に公開済みの現場にいた警官のボディカメラの映像で、ミエニさんが地面に伏せるよう命じられた後で警官に激しく殴りかかったため、発砲は正当なものだったと主張している。警官は顔の骨を折るなどの重傷を負った。警察はまた、通報者の説明及び動揺している態度に基づき、現場にいた警官は現在進行中の強盗に対応していると認識していたと述べている。

一方、公開された911の音声の中に「強盗(burglary)」という言葉が初めて出てくるのは、音声が始まってから約5分30秒後、つまり銃を発砲した直後になる。ホノルル警察署とホノルル市を提訴したミエニさんの家族と代理人の弁護士は「ミエニさんは武装しておらず、警官は住宅敷地内の暗がりにいた上、発砲するまでに身分を名乗らなかった」と主張している。警察車両は、容疑者に悟られないようサイレンやライトを付けずに現場に到着していた。

音声では、オペレーターの「侵入した男性について何か知っているか」という問いに対し、通報者の女性は「彼は南アフリカ出身のリンダンだと言っている」と答え、「彼が誰なのかは分からない。彼が私たちの(家の)オーナーを知っているかどうかも分からない」と付け加えている。オペレーターが通報者に「外に出て警官に会うことができるかどうか」を尋ねると、通報者は「ミエニさんが明らかに正面玄関の近くにいるため会うことができない」と答えている。

音声には警官が到着した瞬間も含まれており、警官が女性に向かって叫んでいる様子が聞こえる。その時点で通報者の女性が正面玄関にいたことがボディカメラの映像で確認できる。音声には、女性が警官に「その男です」と叫んで家の中に戻り、家の外で起こっていることに怯えている様子が録音されている。警官がミエニさんに向かって叫び、ミエニさんが警官に殴りかかった後、発砲音が聞こえる。音声では終始、ミエニさんではない男性が通報者に話しかける声も録音されているが、話の内容までは分からないという。通報者の女性はその男性を「夫」と話している。

ミエニさんの家族の代理人、ジム・ビッカートン弁護士は、この男性の声は「男性の妻である通報者が通報している最中に、男性がミエニさんと話していたことを示している。男性の声は落ち着いていて、通常の会話をしているように聞こえる」と述べた上で、「このことはミエニさんが家の住人に自分が誰であるか話したことを示している」としている。

ミエニさんの妻は現在、ミエニさんの故郷南アフリカでミエニさんの遺体と共にいる。追悼式は56日に行われ、遺体はその2日後に埋葬される予定だ。

(日刊サン 2021.05.03)

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