オアフ島の中古一戸建て住宅の中間価格は、2カ月連続で100万ドルの大台を下回り、売りに出されてから成約までの日数は約4倍になっているとホノルル・スター・アドバタイザーが伝えている。
高いインフレ率、比較的高い住宅ローン金利、米国の景気後退が迫っているという懸念の中で、ハワイの住宅市場は軟化の兆候を見せている。
6日(月)に発表されたホノルル不動産協会(Honolulu Board of Realtors) のデータによると、2月の一戸建て住宅の中間価格は98万7000ドルで、昨年同月の112万5000ドルから12.3%減少。
中古一戸建て住宅の中間価格は、2021年8月に初めて100万ドルを超え、今年1月まで一貫してその水準を維持または超えていた。中間価格の下落は、12月の0.5%減、1月の8%減に続き、3カ月連続の前年割れとなっている。
2月にオアフ島で売買成立した住宅数、中間価格、2022年同月からの変化率は下記のとおり。
一戸建て住宅
- 2023年2月 173件 98万7000ドル
- 2022年2月 241件 112万5000ドル
- 件数:28.2%減、中間価格:12.3%減
コンドミニアム
- 2023年2月 325件 48万ドル
- 2022年2月 486件 49万7000ドル
- 件数:33.1%減、中間価格:3.4%減
出典:ホノルル不動産協会(Honolulu Board of Realtors)
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写真:Shutterstock.com
(日刊サン 2023.3.7)