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デジタル版・新聞

OwlとKahalu'uの優しい風が友達

今の私たちに問われているのは、 個々の徹底した自己管理能力

今の私たちに問われているのは、 個々の徹底した自己管理能力

 新型コロナウィルス感染情報のNHK特設サイトによると、4月6日午前10時半までの感染者数は全体で感染確認者4,577人、重症73人、死亡104人、退院1,133人と報告されています。日本へ帰国した1月の半ば過ぎ、まさか現在のような状況になるとは予想もしていませんでした。

 しかし、コロナウィルスによる神戸に居住する市民生活への影響は少しづつ、現実味を帯びて来ていると感じたのは、マスクやハンドソープなどが置かれている陳列棚がそこだけ品物がない状態だったことです。赤インクで書かれた“入荷日不明”の注意書きを何度も覗き込む来店者の人々。薬局、スーパーなど、マスクは売り切れ状態で次回の入荷日はお店の人も分からない状態。入荷したらしたでお1人様一箱限りの厳しい制限付きで、少しでもよそ見しようものなら、瞬く間にお店の陳列棚は空っぽになってしまいます。

 異様な緊張感が漂う中でサバイバルゲームさながらの強奪戦が目の前で繰り広げられる様を、滞在3週間の中で幾たびも目にしたのが鮮明に目に焼き付いています。

 マスクを購入できず悔やんでも後の祭り。百貨店へ移動すると、多くのすれ違う人たちがマスクでしっかり口や鼻をガードしているではありませんか。とても異様な雰囲気を感じたのと同時に、他人ごとではないと、未知の疫病コロナウィルス感染の恐怖に身体が震える気がしました。

 実家のある神戸では現在、感染者数は神戸在住者38名で、その内20名が治癒確認済み、残り18名(内3名が重症)が入院中、日々平均0から3名の新規の感染者で推移していると報告されています。今、まさに一人一人の自己管理能力が問われていると言っても過言ではありません。

 医療機関への通院、食品の買い出し、仕事など、生活を維持するのに最低限必要な外出を除き、それ以外は不要不急の外出を出来るだけしないことです。自粛は感染拡大を抑制する大きな一歩に繋がります。

 どうしても外出が必要になった場合、呼気が激しくなる室内運動(ジム、卓球、バレーボールなど)、夜間や早朝にかけて営業する接客式の飲食店(バー、ナイトクラブなど)、カラオケ、ライブハウス、集会、イベントなどへの参加による密閉空間、密集場所、密接会話など、3つの“密”の回避を守るなら、懸念される集団感染のリスクは低くなることを肝に銘じておきましょう。

 自粛要請の中、みなさんはどのように過ごされていますか。

ここKahalu’uはカントリーエリア。いつも心地よい自然の中で、 平凡だけど幸せに暮らしています。Owlは私の大好きな鳥です。

 

(No.237)

Eriko Y. Ige

2015年9月、ハワイ州マッサージセラピストライセンス取得。LMT(Licensed Massage Therapist) チャイナマンズハットが見える我が家のキッチンが、私にとって最高の癒しスポット。コオラウ山脈、カネオヘベイ、そんな自然に抱かれたKAHALUUからカントリーメッセージをアロハスピリットに乗せて発信します。 

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