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コラム マスコミ系働き女子のひとりごと

【竹下聖のラグビーコラム】宴の後の…ビッグなお楽しみ

 4年に1度のラグビー界最大の祭典、ワールドカップフランス大会が1028日に幕を閉じました。

決勝戦では悪夢が 
 決勝の顔ぶれは2連覇を狙う南アフリカ対4度目の世界王者の座を目指すNZ(オールブラックス)。南半球の雄同士の頂上決戦は、前半途中にNZ主将のFLサム・ケインが、危険なハイタックルで退場する予想外の展開でした。1人少ない14人での戦いを強いられたNZは、南アの大男たちを渾身のディフェンスでほぼ防ぎ切りますが、結果は1112。わずか1点差で涙を飲みました。

決勝の主力13人が日本でプレー
 この世界一決戦は驚くべきことに、両チーム各23人のメンバー中、南アには7人、NZには6人と合計13人も日本の国内リーグ、「リーグワン」の選手がいたことです。それも主力中の主力メンバー揃い。

 NZは攻撃の要の9番SHアーロン・スミス、15番FBボーデン・バレットが揃ってW杯後の12月にはトヨタへ移籍することが今夏に決定していました。代表キャップ100以上を誇り、決勝前の闘いのチャント「ハカ」をリードするなど精神的支柱でもあるアーロン。さらに決勝で途中退場の悪夢を味わった主将のケインも、W杯後に東京サンゴリアス(元サントリー)への移籍が発表され、日本のラグビーファンの間に、驚きそして大きな歓喜が渦巻きました。

南ア側も日本びいきの選手揃い
 南ア側は、鋼鉄のようなタックルでMOP(Player of the Match)に輝いたピーター・デュトイがすでに数年前からトヨタに在籍。さらに先発したデクラーク、クリエルのバックスの2人は横浜(元キヤノン)でプレーしており、世界の頂点を知る男たちがこぞってプレー先に日本を選んでいるのです。

なぜ日本でプレー?
 日本の国内リーグのレベルが上がったことに加え、家族との生活にも安心な治安や食事、また南半球と日本のシーズンがずれているのも移籍を促進する要因で、他の競技では信じられない超スター級が続々来日するのです。

 コロナ禍の2年前に、東京・府中のチームに在籍していたNZのバレットは、近くのよみうりランドのイルミネーションをクリスマスに訪れるなど、日本を満喫する写真を度々SNSに投稿。とある日曜日、娘をバギーカーに乗せ、バレットが奥様と表参道をショッピングするのを見かけましたが、日本の生活を積極的に受け入れる姿は嬉しくなりました。

ファンは温かいコメント
 今回、主将のケインの日本移籍を報じたNZの新聞のコメント欄には「日本の生活や文化を楽しんで」「ラーメンをエンジョイ」「幸運を!」。NZのファンから温かいメッセージで送り出されているイメージでした。

 3年目を迎えるリーグワンの開幕は129日とあと1カ月を切りました。世界中がテレビで見守った主役たちを、日本が独占するのが申し訳ない気持ちです。

決勝で悲劇の主将となったサム・ケイン。試合中は戦士の表情だが、普段の控えめな笑顔も魅力@AllBlacks「X」より
屈強なタックルで南アを優勝に導いたデュトイも、数年前から日本でプレー@Springboks 「X」より

東京・大手町発 マスコミ系働き女子のひとりごと Vol.63

(日刊サン 2023.11.17)

竹下聖(たけしたひじり)

東京生まれ。大学卒業後、東京の某新聞社でスポーツ記者、広告営業として15年間勤務後、2012年〜2014年末まで約3年間ハワイに滞在。帰国後は2016年より、大手町のマスコミ系企業に勤務。趣味はヨガと銭湯巡り。夫と中学生の娘、トイプードルと都内在住。

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