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ハワイ在住者のためのライフプランのお話

【ハワイ在住者のためのライフプランのお話】2023年の社会保障給付金について

 現在、約7千万人の方がアメリカでSOCIAL SECURITY BENEFIT(社会保障給付金)や、SUPPLEMENTAL SECUARITY INCOMESSI-補足保障収入)を受け取っています。

 2023年には8.7%の増額となり、金額で平均$146以上になります。この年金額は消費者物価指数(CPI)に応じてインフレ調整がされ、2022年のSOCIAL SECURITY BENEFIT5.9%の値上げがありましたが、過去40年の最高値でした。

 日本のようにほとんどインフレがない場合、年金が上がらなくても問題はないかもしれませんが、アメリカのようにインフレが続き、食料品等30%も値上がりとなると、年金額が上がらないと生活できないのが現状です。

 2023年のメディケアのパートBの保険料は$170.10から$164.90に値下がり、SOCIAL SECUARITY BENEFITは値上がりますので、これで少し生活が楽になるかもしれません。

 周りの方がどのくらいの年金を受け取っているか、なかなか知る機会がないかもしれません。退職者のSOCIAL SECURITY BENEFITは平均$1,681から$1,827に、最大額は$3,345から$3,627になります。

 日本の方は勤続年数が35年に達していない場合、平均$1,827を超すのは難しいかもしれません。35年に達していない分の年数は$0の収入とみなされますので、できるだけ35年に達することを目標にしてみてください。

 SOCIAL SECURITY BENEFITをまだ受け取っていない方は、いつから受け取る予定にしていますか?

 満年齢前にSOCIAL SECURITY BENEFITを受け取り、働いて収入がある場合、2023年には年間$21,240(月額$1,770)を超えると、$2に対して$1が減額されます。

 人生100年と言われています。ハワイに住んでいる私たちは予想以上に長生きするかもしれないことを考えると、老後資金が底つかないよう工夫が必要になります。

 生きている限り貰えるSOCIAL SECURITY BENEFITは退職者にとってありがたい収入源ですので、受け取るタイミングによりかなりの差が出てきます。

 周りが62歳で受け取っているからなど、軽い気持ちで受け取ってしまうと後悔することになるかもしれません。皆さん、ライフスタイルも勤続年数も異なりますので、自分の健康状態と相談しながら、ONLINE口座で受取額をチェックして慎重にお決めください。

(日刊サン 2022.12.7)

横江和子

親の介護がきっかけで、アメリカの長期介護や年金に興味を持ち、保険のライセンスを取得。配偶者がメディケアのパートDのペナルティーを生涯払い続けることになり、メディケアの分野を習得し、色々なシニアの医療保険会社の資格を取り、皆様のニーズに合ったプランをご紹介しています。

シニア医療保険スペシャリスト

問合せ先:[email protected]

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