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【ハワイ在住者のためのライフプランのお話】働き続けながら、満年齢前に老齢年金を受け取る場合の注意点
「一生現役」と言って、何の知識もなく、満年齢前に老齢年金を受け取り始めたケースです。
毎年労働収入には限度額が決められて、2023年の限度額は$21,240で、2024年の限度額は$22,320です。この限度額を超えるとどうなるのでしょうか?
満年齢の前は、収入の$2に対して、$1が減額されます。つまり労働による年間収入が$5,000を超えると、$2,500が減額されます。2024年の満年齢の年は$59,520を超えると、収入の$3に対して、$1が減額されます。
満年齢に達した後はどれだけ労働収入があっても制限はないので、減額はありません。
仕事があるうちは老齢年金を受け取らず、限度額を気にしないで、収入を得ることが出来ますし、老齢年金も年に8%を増やすこともできます。
どうしても早く受け取りを開始したい場合は、限度額を超えないようにコントロールできる仕事につくと良いかもしれませんが、フルの仕事をしている方はこのようなコントロールができませんので、ご注意下さい。
老齢年金の受け取る時期が来たら、ソーシャルセキュリティー事務所に行くことをお勧めします。私は65歳でメディケアの続きで事務所に行った際、1年後の66歳の時にアポを取って来るように言われ、担当の方は親切に色々教えてくれました。専門家がアドバイスしてくれますので、安心して決めることが出来ました。長生きの家系ではないのですが、70歳まで延期して32%増やすことができましたし、たとえ本人が長生きできなくても、残された配偶者が高い老齢年金に切り替えることができますので、良い判断だったと満足しています。
2024年の老齢年金の平均は$1,907と言われていますが、日本人は一般的に少ないのではないでしょうか?35年がベースになっていますので、35年に達していない方は足りない年数はゼロで計算されます。働けるチャンスのある方はパートでも良いので、働きましょう。仕事をすることにより、規則正しい生活ができますし、家計の足しにもなります。社会にでることにより、情報も得ることができますね。
(日刊サン 2024.2.21)
横江和子
親の介護がきっかけで、アメリカの長期介護や年金に興味を持ち、保険のライセンスを取得。配偶者がメディケアのパートDのペナルティーを生涯払い続けることになり、メディケアの分野を習得し、色々なシニアの医療保険会社の資格を取り、皆様のニーズに合ったプランをご紹介しています。
シニア医療保険スペシャリスト
問合せ先:[email protected]