気候が原因で、肌が乾燥するとは限らないことをご存じでしょうか。例えば移動が増えたり、旅行に出かけるといった行為は、肌の乾燥を促します。このような場合は、しっかりと水分補給を行い、体が乾燥しないように注意しましょう。本日は、蜂蜜を使ってできる、簡単ケアをお伝えいたします。
天然の蜂蜜は、身体の内側にも外側にも良い影響を与えてくれる万能薬です。移動や旅行後に限らず、暑い日など、水分補給をしっかりしたい時にお勧めの、蜂蜜ドリンクをご紹介いたします。
【簡単レシピ:蜂蜜ドリンク】
下記の材料を混ぜるだけです。
- 蜂蜜 大さじ1
- ライム 10滴
- 岩塩 小さじ1/4
- 白湯 300ml
上記以外にも、蜂蜜は万能です。アーユルヴェーダでは、蜂蜜は日焼けの肌のほてり(炎症)を鎮める効果があると信じられています。アロエと蜂蜜を1:1の割合で混ぜて肌に塗ることで、日焼けの肌の修復に繋がります。蜂蜜を食べすぎると、熱性のエネルギーが上がるので、食べる場合は一回あたり、大さじ1以内におさめましょう。特にピッタと呼ばれる、火と水のエネルギーが増えているときは注意する必要があります。典型的なピッタの症状は、軟便、オイリー肌のニキビです。感情の面では怒りやすくなります。蜂蜜を摂取する上での適量は人によって異なるので、アーユルヴェーダに詳しい人から助言をもらうのが無難です。
可能な限り、現地の農家さんが作った、天然かつ非加熱の蜂蜜を選びましょう。ハワイ産のローハニーが手に入ると良いですね。天然の蜂蜜が手に入らない人は、シロップなどの添加物が入っていないものを探してみてください。蜂蜜は加熱すると毒になると信じられているので、非加熱の天然蜂蜜を使ってください。また、カレーなどの調理の隠し味として蜂蜜を使う場合は、火にかけないように注意が必要です。
肌の乾燥などは、外側のケアが大切に感じるかもしれませんが、アーユルヴェーダでは、内側のケアを大切にします。もし、乾燥が加速するような感覚がある時は、ぜひ油も意識して使ってみてください。乾燥に有効なのは、ごま油と、バターから作られるギーという油です。どちらも保湿力が高いので、料理をするときに、一人当たり大さじ1程度使ってみてください。天然の素材を使って、身体を内側から潤してみてくださいね。
幸せ修行 No.278
加藤ジェシカ
世界中50か国以上を旅する中で、地球にはエネルギーのような何かが存在することに気づく。2017年、ヨガの勉強を通してアーユルヴェーダに出会い、渡印。日常に寄り添うアーユルヴェーダがテーマ。
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