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KZOOラジオ 来年開局60周年&ロビンGM還暦キックオフパーティ開催

 全米で唯一、24時間の日本語放送局KZOO Radio は1963年に開局。来年60周年を迎える。ハワイのニュースや新しい話題、音楽、芸能、スポーツなどさまざまな情報をタイムリーに放送・配信。リスナーとの双方向のやりとりも臨場感たっぷりで、毎日欠かさずに聴くファンも多い。「もしもし電話応答の時間」や日曜日の「かりゆしとともに」は、開局以来59年続いている長寿番組だ。

 またKZOOはハワイ州公認の緊急時日本語対応ラジオ局として、自然災害時にはハワイ州市民防衛局と連携し、最新の情報や命を守るための緊急放送を日本語で行ってきた。

 オーナーはデービッド古屋社長と妻のロビン古屋ゼネラルマネージャーだ。日系二世で実業家だったデービットさんの父からKZOOを引き継ぎ、ロビンさんと二人三脚で人気ラジオ局に育ててきた。ロビンさんはデービットさんと知り合う前、20歳の大学生の時から10年間、KZOOでDJをしていたというから、その縁は深い。

 来年、開局60周年を迎えるにあたり、ロビンさんは一足早く今年60歳の還暦を迎えた。ならばKick-offを兼ねて還暦パーティで盛り上がろうとラジオで呼びかけたところ、たちまち350人の定員が集まってしまった。場所はKZOOの本拠地でもあるハワイ日本文化センター。在ホノルル日本国総領事の青木豊氏、高子夫人をはじめ、ゆかりの人が大集合。ジェイク・シマブクロとハーブ・オータJrの贅沢なコラボ演奏や、テレビでもお馴染みのフランク・デリマショーなどエンターテイメントも盛りだくさん。KZOOの花形アナウンサーたちが入れ替わりで豪華景品プレゼントを発表するのも、ラジオを楽しんでいるかの名調子でさすが。コロナ禍で沈みがちな経済や観光を呼び戻すためのキックオフパーティでもあった。

                                    (取材・文 奧山夏実)

(日刊サン 2022.4.28)

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