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デジタル版・新聞

アラ古希からのユルユラAlohaマインド

【アラ古希からのユルユラAlohaマインド】“コンテスト”探しは面白い

 公募ガイドという小冊子が町の本屋の雑誌の片隅に置かれる様になったのは1985年ごろ。私が35歳くらいのとき。流行のキャッチコピーのコピーライターへの道案内にもなるコンペ情報とか、新聞のコラム欄への投稿への情報もありました。

 私は、キャッチコピーやら新聞のコラムを書いて、雑誌社や新聞社から薄謝として、大体5千円くらいが貰え、ものすごく感激。博学ならぬ薄ぺら知識しか無い私にも、見知らぬコンテストへの応募は宝くじよりずっと夢があり、薄謝が届くと仏壇にまずはお供えして、「有り難いことに出会えました」と告げていました。2022年、私は今72歳。公募ガイドはありとあらゆる情報が網羅されているほどの今は分厚い雑誌になりました。

 60歳を過ぎてから、新たなチャレンジに。フェルト作り・草木染・革バッグの創作等々、それらを応用したマグネットアートの製作に夢中になってきました。

 ただ、材料費や講習代で私の僅かな蓄えは減っていくばかり。子供達から、作った作品をドンドンとコンテストに応募して、現金に換えていけばまた新しい作品が出来るでしょ、と慰められ、近頃コンテスト探しをして応募を繰り返しています。でもいまだ薄謝が届くことはありません。

 婆~ばの私が、こんなコンテストマニアになっているのをはたからみていた高校2年生の孫が、当然ある日、小学2年生の8歳の妹に「ねェ。にいに(お兄ちゃん)は、イケメンの部類に見えるかなあ~」と聞いているのです。8歳小学2年生の孫は、お世辞半分か、「うん、イケメンのほうかもしれないよ~」と答えていました。

 良い気分になった高2の孫は、「男子高校生ミスターコン」に応募したそうなのです。大賞は100万円。当たるはずは無いと思いますが、それでも一次予選は通過したとか!

 コンテストは、宝くじより少しワクワク出来て、このいささか暗澹たる時代には、一服の清涼剤になるような気もします。

最近話題のSDG’sのアクリルの廃材で制作した
マグネットアート作品

  これからの人生へ アラ古希からのユルユラAlohaマインド No.116

蒼井 絹子

北海道生まれ。学習院女子短期大学英文科卒業。 

1984年「ベルーシの涙は、スニーカーブルース」が、NHK北海道ラジオ創作ドラマで採用 

1987~89年 3人の小学生の子供達を連れて渡米。シアトルのグリッフィンカレッジに 留学・卒業。シアトル日本語放送局にて番組を担当 

1994年 北海道にて、陶芸工房【G-club】を開設 

1997~2001年 北の生活産業デザインコンペにて入選・入賞 

2002年 財団法人中小企業総合研究機構会長賞を「マグネット・アート」で受賞 

2003年 東京に工房・オフィスを開設 

2011年 日本旅行作家協会入会。東京都TASKものづくりコンテストにて奨励賞を受賞 

2012年 東京都美術館「東京展」にて「マグネットアート」入選 

2014年7月7日より、ハワイマッサージアカデミーへM-1(技術取得ビザ)にて留学 

2015年1月17日 同校卒業 

2020年12月 著書「人生の“サバティカル”留学」を上梓

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