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アラ古希からのユルユラAlohaマインド

感無量

感無量

  私は2014年から15年まで、ハワイマッサージアカデミーへ留学をしました。64~65歳でした。クラスメートは若い方ばかり。セラピーの授業に追いついていくことも大変でした。 

 住まいはアラワイ運河沿いのコンドミニアム。学校への往復で一時間の徒歩は健康的なエクササイズでした。コンドのロビーには、日刊サンハワイが毎日置かれていました。それをめくることは私には最高の息抜きでした。ある日、コラムニスト募集の記事が目に止まったのです。「決して若くはありませんが、ケイコトマナブが大好きです……」とのメールと1000文字のサンプル原稿を送信しました。寛大なハートの編集者と出会え、「話題をあまり限定せずに、コラムの中で『学ぶ』ことの面白さを読者に伝えて頂けるとよいですね」と、無事採用して頂けました。“ハワイ留学:60代からのユルユラアロハ留学”の蒼井絹子の誕生でした。 

 ペンネームは、青い空と海のイメージから蒼井にしました。2015年1月末に卒業証書を手にして帰国。その後もコラム寄稿を続けさせて頂き感謝しております。 

 

 コラムを1冊の本に、と願いましたのは2019年。まさか、翌年の2020年の春からコロナ禍が世界へ蔓延してしまう出来事が起きるとは思ってもみないことでした。大好きなハワイへ自由に行けなくなってしまうなんて……。留学が、感染拡大の前だったのが奇跡のようです。ホノルル在住の友人達が、このコロナ禍をそれぞれになんとしても乗り切ってほしいと願うばかりです。止まない雨は無い。このパンデミックも、必ず終息する時がやってきます。 

 

 拙著の“山友の笑顔に拍手”という章の中で、年上の仲良しの友が喜寿(77歳)のお祝いに一人で上高地1500mへ登ってきた、という話があります。私の喜寿は青い海を見わたせるダイヤモンドヘッド232mに登頂して、「あ~、シアワセ」と呟けることを夢にしておきたいです。と記しました。ダイヤモンドヘッドは6年後も私を待っていてくれる! 

 美しい虹をホノルルで沢山見られました時、癒しのオーラで包まれるような幸福感を抱きました。 

 拙著の最後に、「辛い事は永久には続かない、小さな喜びに気付ける心さえ失わなければ、人生にはふと美しい虹がかかる時がやってくる。雨上がりの虹はどこで見てもいつ見ても美しい……」と、書きました。今あらためて“感無量”の思いが胸の奥から涌いて来ます。言の葉のしづく一滴が、七色の虹となり、拙著にお付き合いくださいます皆さまの下へ届きますように……。

  ハワイ留学へ 60代からのユルユラAloha留学 No.98

蒼井 絹子

北海道生まれ。学習院女子短期大学英文科卒業。 

1984年「ベルーシの涙は、スニーカーブルース」が、NHK北海道ラジオ創作ドラマで採用 

1987~89年 3人の小学生の子供達を連れて渡米。シアトルのグリッフィンカレッジに 留学・卒業。シアトル日本語放送局にて番組を担当 

1994年 北海道にて、陶芸工房【G-club】を開設 

1997~2001年 北の生活産業デザインコンペにて入選・入賞 

2002年 財団法人中小企業総合研究機構会長賞を「マグネット・アート」で受賞 

2003年 東京に工房・オフィスを開設 

2011年 日本旅行作家協会入会。東京都TASKものづくりコンテストにて奨励賞を受賞 

2012年 東京都美術館「東京展」にて「マグネットアート」入選 

2014年7月7日より、ハワイマッサージアカデミーへM-1(技術取得ビザ)にて留学 

2015年1月17日 同校卒業 

2020年12月 著書「人生の“サバティカル”留学」を上梓

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