12月17日のスタジアム運営団体の発表によると、現在予約の入っているイベントがすべて終了したのちにアロハスタジアムは閉鎖されることが決定したとKHONが伝えている。

関係者によると、新型コロナ感染対策による規制により経済的に打撃を受けたことが一因としているが、スタジアム自体が老朽化のために大人数を収容するだけの安全性が確保できなくなったことも大きな要因だとしている。

アロハスタジアムが建設されたのは1975年ですでに45年が経過しており、スタンド部分が錆びてきて安全性の問題が指摘されていた。

現在行なわれているドライブスルーのクリスマスイベントはそのまま行なわれ、駐車場で行なわれるスワップ・ミートもそのまま行なわれる予定だ。

アロハスタジアムの老朽化は2019年には報告されており、スタジアム内のおよそ200カ所で鉄部分が錆びており、修復には3,000万ドルかかると言われていたが、その金額を捻出することができなかった。

アロハスタジアムが閉鎖されることにより、ハワイ大学のフットボールチーム、レインボー・ウォリアーズは少なくとも今後2年間ホームスタジアムを失うことになる。

新しいスタジアムを建設する計画はあるものの、建設の開始は2021年半ばを予定しており完成するのは2023年秋頃となる。

新しい施設はアロハ・スタジアム・エンターテイメント地区と呼ばれ、ホノルル鉄道の駅を中心にコンドミアムやホテル、商業施設などを擁する新しい形態へと生まれ変わる予定だ。

また、新しいスタジアムの建設には州議会の承認が必要となる。