ストラウブ・メディカル・センターは設立から今年100周年を迎えるが、12月13日(月曜日)に新しい医療施設の建設を開始するとホノルル・スター・アドバタイザーが伝えている。
ストラウブ・メディカル・センターと共にカピオラニ、パリ・モニ、ウィルコックスなどを傘下に収めているハワイ・パシフィック・ヘルスのCEO兼社長のレイ・ヴァラ氏は、新しい施設の建設は地元の医師や看護師、技師たちにハワイ州内で活躍してもらい、州外から新しい人材を確保することを目的としているが、最も重要なのは、アメリカ本土にいかなければ受けられなかった先進医療をハワイ内で提供することができるようになることだと述べている。
建設されるキャンパスでは、患者が必要としている治療を全て提供できるとし、家に近いところにいる方が治癒も早いという。
「新しいストラウブではハワイでの最高そして最新の治療を提供するようになります。優れた人材を確保し、最高のスタッフを集めようとする場合、新しい施設とテクノロジーが果たす役割は非常に大きいものがあります」
今回の建設開始までにはすでに20年以上の年月が準備に費やされているという。
広い土地を準備するためには、それぞれの土地や建物の売買、賃貸借契約など多くの不動産手続きが必要だったためだ。
そうして手に入った土地には76万平方フィートの建物が建てられる予定だ。
場所はサウス・キング・ストリート、サウス・ホテル・ストリート、ワード・アベニュー、ケアラマカイ・ストリートで囲まれている一角だ。
ダイアモンドヘッド側はトーマス・スクエア公園に隣接し、ワード・アベニューを挟んで向かいには現在のストラウブ・メディカル・センターがある。
2020年にはハワイ州衛生局の計画開発許可を受けており、ホノルル市議会では先月に全会一致で最終計画が承認された。
この建設プロジェクトは今後15年かかる見通しで、エバ側からダイアモンドヘッド側へと進められる予定だ。
ケアラマカイ・ストリート側の1650台収容駐車場の建設から始まる。
現在ホノルル警察署裏に位置するサウス・ホテル・ストリートの400台収容駐車場建物は新しい施設建設の途中で取り壊されることになる。
建設予算はおよそ10億ドルを見込んでいる。
写真: Shutterstock.com
(日刊サン 2021.12.13)
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