マウナ・ロア火山の噴火による火山灰注意報を受け、サウスウェスト航空は28日(月)、ハワイ島ヒロ行きのフライトをキャンセルした。この欠航の調整のために、他の航空会社の運航にも遅れが生じたという。
キャンセルとなった便に搭乗予定だった乗客が、別の航空会社のホノルル〜コナ便に変更しようとし、各社で調整が必要になったためだとKHON2が伝えている。
現時点で、溶岩の流れによる住宅地への影響はなく、デービッド・イゲ知事は、ハワイ島への旅行計画を変更する必要はないと述べている。
州観光局は旅行者に対し、ハワイ郡や州の緊急機関から発令される最新の安全情報に注意するよう呼びかけている。
観光客に人気のあるコハラ・コーストやコナ、ヒロなどは、溶岩の流れる道筋には当たらないといわれているが、リゾート地区以外にある短期バケーションレンタルの利用客は、貸主に確認して自分たちが島のどのあたりにいるのかを把握することが強く推奨されている。
また、航空会社にフライトの状況を確認しておくことも重要だ。
州観光局の担当者は、「住民にとって非常に大変なことが起こっている。溶岩の流れる先を多くの人が心配している。住民の中には大きなストレスを感じている人々もおり、思いやりを忘れないようにしてほしい」と述べている。
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写真:Shutterstock.com
(日刊サン 2022.11.29)