警察官がスピード違反者の自宅へ行きTV設置 ミシガン州
ミシガン州スターリング・ハイツ警察に勤務するケビン・コーテス巡査部長は、先月30日、1台のスピード超過の車を停止させた。
コーテス巡査部長が免許証の確認など手続きをしようとして近づくと、運転席から出てきた老人の様子が明らかにおかしい。
運転していたのはデービッドさん(79歳)で、「全てが悪い方に向かっていくんだ」と涙を流して嗚咽している。
話を聞くと、デービッドさんには病気の妻がおり、その妻を喜ばせようと今日新しいテレビを購入したのだが、設置と配線ができないという。
「せっかく買ってもテレビは見えない。車だってちゃんと運転しようとしていたのに、スピードを出してしまった。息子も病気だし、全てがうまくいかないんだ」
かわいそうに思ったコーテス巡査部長はスピード違反に対しては違反切符ではなく警告だけで終わらせて、勤務が終わった後にテレビの設置の手伝いにデービッドさんの家に行くことを告げた。
そして1時間後に勤務を終えたコーテス巡査部長は2人の同僚警官と共にデービッドさんの家に行き、テレビの配線と設置を行ってリモコンの使い方も教えてあげたとフォックス・ニュースが伝えている。
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写真 : Shutterstock.com
(日刊サン 2021.10.08)