オアフ島住宅支援プログラム、入居世帯の目標の半数達成
ホノルル市は今年4月から、ホームレスや失業者など住居の賃貸が困難な人々を支援するOHN(オアフ・ハウジング・ナウ)プログラムを実施している。現時点で、年末までの目標に掲げた300世帯の入居の半数を超えたとホノルルスターアドバイザーが報じている。
OHNは、開始以来5か月で163世帯、計410人の住宅を確保した。OHNの一環を担う計画機関パートナーズ・イン・ケア(https://www.partnersincareoahu.org/about-ohn)が発表しているプログラムの進捗状況によると、賃貸契約後から入居までにかかる期間は平均で約27日かかっている。
ホノルル住宅・ホームレス局のアントン・クラッキー局長は「支援を受け入れる人々の入居を受け入れる家主が十分でないことが継続的な問題になっている。現在、入居を希望する114人が待機リストに登録されている」と話した。
また、パートナーズ・イン・ケアでは、シェルターに収容されている人や、一定期間支援サービスを利用している人で今後支援が不要になる可能性がある人を優先的に入居させている。これについて、エグゼクティブ・ディレクターのローラ・シーレン氏は次のように説明した。
「シェルターなどから通常の住宅に入居できる人が増えれば、現在シェルターが必要な人々のためにスペースを解放することができる。補助金を受けている入居者の受け入れは、家賃の支払いを遅れることなく受け取れることが保証される。また、必要な場合、入居者は追加の支援を受けられるということを家主に説明している。より多くの支援を必要とする人々のために、家主にインセンティブを提供したいと考えている」
写真:Shutterstock
(日刊サン 2021.09.14)
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