ハワイ語で「ネネ」と呼ばれるハワイ雁(ガン)はハワイの州鳥だ。
絶滅危惧種に指定されており、ホノルルで見かけることはほとんどないと言ってもいい。
その貴重な鳥3羽が、リハビリを終え、ハワイ島のマウナケアにあるネネの保護施設に収容されたとKHON2が伝えている。
3羽は、これまではカパアウにあるハワイ野生動物センターで治療を受けていた。
1羽は足先にケガを負っており、別の1羽は足を骨折し、もう1羽は片方の翼を失っている。
州国土自然資源局の生物学担当のレイモンド・マクガイア氏は、「通常、動物が野生で生存していくことができなくなった場合には安楽死させるのですが、ネネたちは保護施設で安全に暮らしていけます。他の動物に襲われる心配がなく、相手を見つけて巣作りをし、種の保存に貢献することができます」と述べている。
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写真:Shutterstock.com
(日刊サン 2022.8.24)