チョコレートでくるまれたマカダミアナッツは、ハワイのお土産の代名詞のようなものだ。

数あるメーカーの中でも創業60年というハワイアンホストは老舗として有名な誰でも知っている地元メーカーで、観光客がお土産として大量に買っていく姿を見かけたことがない人はいないだろう。

この有名な会社も、新型コロナウィルス感染で苦境に立たされているとホノルル・スター・アドバタイザーが伝えている。

ハワイアンホスト社は、支払い期日の過ぎてしまった請求書について、請求金額の75％の支払いで納得してもらえるように全ての取引先に対して通達をしたという。

そうでなければ、およそ460名の従業員を抱えている会社は破産という道を選ぶことになる。

多くのハワイの企業は観光客に大きく依存しているが、ハワイアンホスト社も同様でおよそ売上の65％が観光客によるという。

今回の新型コロナウィルスで観光業が全てストップしてしまったために売上が激減して取引先への支払いもできなくなった。

同社から全取引先にあてた手紙では、ハワイに観光客が毎日最低でも1万人来なければ赤字になると述べられている。

ハワイアンホスト社は5年前にマウナ・ロア・マカダミアナッツ社を買収している大手企業だが、新型コロナで観光客が激減してから売上が激減し、6月にはホノルルの生産工場を3000万ドルで売却している。