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オアフ島 大人数集まりを25日から禁止

オアフ島 大人数集まりを25日から禁止

ホノルル市長リック・ブランジャルディ氏は23日に行われた会見で、25日から4週間、大人数での社会的集まりを禁止すると発表した。

この規制は、結婚式、葬式、スポーツイベントや、現在ハワイ・コンベンション・センターで開催されているヴァン・ゴッホ展などの催事も含まれるとホノルル・スター・アドバタイザーが伝えている。

これにより、全ての社会的集まりの人数は屋内では10人まで、屋外では25人までに制限されることになる。

教会については今回の規制から除外されるが、教会内での集まりでは10人ごとに社会的距離を保つことが求められる。

今回の規制は4週間行われることになっているが、もし医療機関の病床数が不足する事態が継続し、オアフ島における感染数が高い数値のまま移行するようであれば、延長も考えられるという。

ホノルル市では現在新型コロナウィルスに感染している人数が9,000件を超えて、今までで最も高い数値を記録しており、地域社会の中での感染が高止まりを続けていることからブランジャルディ市長は今回の措置に踏み切ったとされる。

市長は「大人数で集まることが、コロナ感染を拡大している主な原因であると考えています。皆さんにはワクチン接種を受けるようにお願いします」と述べている。

ハワイ島においても、ミッチ・ロス市長がイゲ知事に対していくつかの規制を承認するように要望書を提出しており、オアフ島と同様の規制を望んでいるという。

クイーンズ・ヘルス・システムズの最高経営責任者(CEO)であるジル・ホガード・グリーン博士は人々にできるだけ在宅で過ごすように求めている。

「皆さんが仕事を続け、学校を続けられるようにするには今が大事な時期なのです。大人数で集まったりしないで、家族だけで過ごし、外出する機会を減らし、屋内でも屋外でもマスクを着用して、社会的距離を保つよう心がけてください」

また、病床数をこれ以上逼迫させないためにも大きな外傷をもたらす可能性のある行動を避けるようにと述べている。

ホノルル市エマージェンシー・サービス局長であるジム・アイルランド氏によると、一部の医療機関の状態を圧迫しないように救急搬送では搬送する医療施設の選択を調整しているという。

また、「ワクチン接種を完了している人で、コロナ感染によって重篤な症状になって救急搬送された人はひとりもいません。ですから、皆さんにワクチン接種を受けて欲しいのです。救急搬送の依頼が911に届いた場合にはワクチン接種を受けたかどうか尋ねます。そうすると皆さん、受けていませんと答えるのです」と述べている。

最近ホノルル市の救急搬送は24時間で390件という過去最高を記録したばかりだ。

写真:Shutterstock.com

(日刊サン 2021.08.24)

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