リケ・リケ・ドライブインの跡地 コンドミアム建設
ケエアウモク・ストリート745番地に70年近く営業していたレストラン、リケ・リケ・ドライブインは昨年閉店した。
そのままになっていたおよそ1エーカーの敷地を、ホノルルに拠点を置くJLキャピタルという高層コンドミアム開発会社が1,530万ドルで購入したとホノルル・スター・アドバタイザーが伝えている。
リケ・リケ・ドライブインは敷地内に数件の小売店を擁するリケ・リケ・プラザの一角にあり、レストランは昨年始めに閉店したものの、その他の店舗は営業を続けている。
JLキャピタル社は、今回の土地購入について、すぐに再開発を進める計画はないため、現在営業をしているテナントはそのまま営業を継続することになっていると発表している。
2018年に設立されたJLキャピタルは、カピオラニ・ブルバード沿いにスカイ・アラモアナの建設を昨年に開始しており、5億ドルの予算で474戸の住宅用コンドと300室のホテルを持つツイン・タワーが建設される予定だ。
さらに同社はカピオラニ・ブルバード周辺のその他の土地を購入しており、今後10年から20年をかけて1,800戸から2,000戸の住宅用コンドミアムを含んだ大規模再開発を計画していると発表している。
カピオラニ・ブルバード周辺では最近開発が進んでおり、リケ・リケ・ドライブインの海側にはアズール・アラモアナという高層コンドミアムがほとんど完成しようとしている一方、山側には、ザ・パーク・オン・ケアモクと呼ばれるツインタワーの高層コンドミアムの建設が計画されている。
リケ・リケ・ドライブインは1953年にジェームズ・ナコさんと妻のアリスさんによって始まり、3世代に渡って地元に愛されてきた。
現在の所有者であるジュリーさんとパティーさんは、「長年にわたってリケ・リケ・プラザを皆さんにご利用いただいて感謝しています。今回別れを告げることになりましたが、家族の思い出として永遠に残ります」と述べている。
写真:Shutterstock.com
(日刊サン 2021.08.11)
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