バラク・オバマ前大統領は、1日(火)、オバマ財団の「リーダーズUSA」プログラムの第1期生を発表した。
このプログラムでは、新しいチェンジメーカーとして、競争率の高い全米の応募者の中から100人が選出されたが、その中にはハワイから4人のリーダーが含まれているとハワイ・ニュース・ナウが伝えている。
ハワイから選ばれたのは、ケコア・タパーラさん、スコット・T・ニシモトさん、ホイットニー・アラガキさん、アシュリー・マリコ・ジョンソンさんだ。
4人の略歴は次のとおり。
•ケコア・タパーラさん:ハワイ先住民の研修医で、スタンフォード・ヘルスケアにてさまざまながんと診断された患者を治療するための研修を受けている。
•スコット・T・ニシモトさん:平和構築のリーダーを育てることを使命とするハワイの非営利団体「シーズ・オブ・ピース」のエグゼクティブ・ディレクターを務めている。
•ホイットニー・アラガキさん:ハワイ州教育局の教師リーダーで、2022年度のハワイ州最優秀教師に選ばれている。
•アシュリー・マリコ・ジョンソンさん:「ルーム・トゥ・リード」に寄付することで少女たちを学校に通わせる支援も行っているアイウェアブランド「モハラ・アイウェア」の創設者であり、ファッションと美容業界における包括性に情熱を注いでいる。
「リーダーズUSA」は、6カ月間の新しいリーダーシップ開発プログラムで、世界中のリーダーを鼓舞し、力を与え、結びつけるためにオバマ財団が主催する取り組みだ。このプログラムでは、参加者に価値観主導のリーダーシップ・カリキュラムを提供し、民主主義制度の強化に焦点を当てたアクション・ラボや、リーダーシップ・コーチや各種専門家へのアクセス、支援を構築し、障害を克服するための戦略を完備している。
より強く、より持続可能で、より包括的な世界を構築するために、37の州、ワシントンD.C.、米領サモア、グアム、5つの部族国家から、100人のチェンジメーカーが選出され、このプログラムに参加する。
オバマ前大統領は、プレスリリースにて、「ハワイ先住民や太平洋諸島民の健康の公平性を擁護する腫瘍科の研修医から、全国の教育者や救急隊員の労働権利を擁護する情熱的な組合組織者、アラバマ米国自由人権協会初の黒人女性事務局長まで、彼らのアイデアとリーダーシップは、現在と将来の民主主義の強化に役立つだろう」と述べ、プログラム参加者へのサポートを表明した。
なお、6カ月のプログラム修了後、参加者には、グローバル・プログラムの卒業生によるコミュニティ「オバマ財団リーダーシップ・ネットワーク」に参加する機会が与えられる。
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