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【世界のこぼれ話】ガソリン価格の高騰は気候のせい? アメリカ

アメリカ本土では記録的な猛暑が続いているが、それに伴いガソリン価格も高騰している。AAAによると、731日(月)の全米平均ガソリン価格は1ガロンあたり$3.76に達したとNEXSTARが伝えている。

ガソリン価格の高騰は、とくに西部でひどくなっており、カリフォルニア州では平均5ドル、ワシントン州もそれに続く4.95ドルとなっている。

通常、ガソリン価格は夏に上昇する傾向にあるが、今年は暑さのためにさらに悪化しているという。

OPISのエネルギー分析のグローバル責任者であるトム・クロザ氏は、「多くの製油所が咳き込み、ヒーヒー言っている。気温100度(摂氏約38度)の日が10日も15日も続くと、製油所はとても稼働できるような状態ではない」と説明した。

製油所がフル稼働しないと、ガソリンの生産量はどんどん減っていく。供給が逼迫すれば、当然価格も上昇する。

USAトゥデイの報道によれば、生産量が最も減少しているのは西海岸の製油所だという。

GasBuddy社の主任石油アナリストであるパトリック・デ・ハーン氏は、事態は好転する前に悪化する可能性があると予測する。同氏は、今後数週間のうちにガソリン価格がさらに15セント上昇しても驚かないとし、「秋になれば、再び落ち着くだろう。大きなワイルドカードはサウジアラビアとロシアだ。サウジアラビアは石油の減産を9月まで延長する可能性がある」と語った。

中東の石油減産はすでに原油価格を押し上げており、ガソリン価格高騰の原因につながっている。

また、ハリケーンシーズンが過酷なものになると、メキシコ湾岸の製油所も混乱し、価格はさらに跳ね上がるだろう。

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写真:Shutterstock.com

 

(日刊サン 2023.8.2)

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