アメリカ本土では7月中にガソリン価格が下がり始めたが、ハワイでは高値のままだとホノルル・スター・アドバタイザーが伝えている。
アメリカ自動車協会 (AAA) によると、レギュラーガソリン1ガロンあたりの平均価格の下落の状態を州別で見ると、ハワイの下げ幅は最も低いという。
29日(金)の価格を1カ月前の価格と比べると、全国平均では61セント下がっている。
オハイオ州が最も下げ幅が大きく、70セントから82セントだが、ハワイはたった11セントにとどまっている。
ハワイに次いで下げ幅が小さかったのは、アイダホ州の30セントだった。
州内では、下げ幅が小さすぎて、ガソリン価格が下がったことに気がつかない人もいる。カイムキでトラックに給油したスコット・フルタさんもそのひとりだ。
先月から10セント程度値下がりしていることを伝えると、「それはよかった。どんなに小さくでも節約できるのは良いことです」とコメントした。
フルタさんは、トラックを満タンにするのに80ドルかかったという。
同様に給油していたリサ・トランブルさんは、「自分が国内で最も物価の高いところに住んでいるのはわかっていますから。ガソリンを入れる時に値段は見ないことにしています。パラダイスに住むにはお金がかかるのです」と述べている。
29日の州内のガソリンの平均価格は5.48ドル、1カ月前は5.59ドル、1年前は4.09ドルだった。
最も高かったのは7月9日で、5.62ドルだった。
シェアする
写真:Shutterstock.com
(日刊サン 2022.8.1)