【世界のこぼれ話】強盗に遭ったレモネード売りの少年をバイカーが支援 ニューメキシコ州
ニューメキシコ州ベレンで、先週、6歳の男の子が善意の募金を集めるためにレモネード・スタンドを開いていたところ、強盗に襲われる事件が起こった。このニュースが広まった後、地域社会は立ち上がり、少年をサポートする活動が始まったとKRQEが伝えている。
コナー・ブロックさんは、セント・ジュード小児研究病院の「7月のレモネード・スタンド」チャレンジの一環として、250ドルを集めて寄付することを目標に掲げていた。両親によると、コナーさんは自閉症レベル2で、レモネード・スタンドは病院への寄付のためだけでなく、コナーさんに責任感や1ドル札の見分け方、お札に印刷されている大統領や、お金の数え方などを教えるためにも役立っていたという。母親のアビゲール・ブロックさんは、「コナーには、共感や思いやりといったことを教えたかった」と語った。
ところが、コナーさんと母親が食べ物を買うために出かけ、戻ってみると、集めたお金とともにレモネード・スタンドが盗まれていた。
29日(土)と30日(日)、2つのオートバイ・グループが、コナーさんの支援を呼びかけ、数十人のバイカーが集まった。コナーさんは再びレモネード・スタンドをオープンし、続々とレモネードを作り、募金箱にはどんどん寄付が入れられていった。
なお、コナーさんのためのレモネード容器は、ベレン警察署に匿名で寄付された。また、ブロックさんによると、ニューメキシコ・ガス会社が資金を寄付し、新しいレモネード・スタンドを建ててくれたという。
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写真:Shutterstock.com
(日刊サン 2023.7.31)