ハワイ教職員組合が教育委員会に対して、8月4日に予定されている公立学校再会の延期を求めているが、7月22日には、ハワイ州職員組合と公務員組合という二つの組合が学校再開延期を求めたとハワイ・ニュース・ナウが伝えている。

これで3つの組合が、生徒が学校に戻る前に教職員にはもっと準備期間が必要であり、新型コロナウィルス対策のトレーニングが必要だと求めていることになる。

州職員組合には、学校の清掃や食堂で働く人々、理学療法士補助の仕事についている人々などが加入しており、公務員組合には、学校の保健室補助や事務職の人々が加入している。

組合側は、どのような形で学校を安全に再開し、職員全員のトレーニングを行なうのかについて、保健省からの書面でのガイドラインを求めている。

これを受けて、州教育省が発表した声明によると、公立学校の新学期の開始は8月4日の予定に変更はないとしている。

一方で、新型コロナウィルス感染の恐れからリタイアを決めた教師もいる。

30年以上教職についていたナンシー・ジョーンズ氏は年齢やその他の健康上の理由から高リスクのカテゴリーに入るため、新学期に職場に戻ることを断念したという。