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妻殺しの容疑で夫を起訴

妻殺害の容疑で夫を起訴

ワイアナエに住む41歳の男性はナナクリにある自宅で、妻と口論中にナイフで妻を刺し、死に至らしめたという殺人罪でオアフ島大陪審によって77日に起訴されたとホノルル ・スター・アドバタイザーが伝えている。

起訴されたのはケビン・B・マナーズで、630日に妻であるアーリーン・マナーズ(39歳)を殺害したという殺人の罪だ。

保釈金は100万ドルに設定され、もし有罪となれば、仮釈放の可能性のある終身刑となる。

「この事件は、家庭内暴力によって我々のコミュニティで命を落としている人がいるということを伝える悲惨な事件です。もし家庭内で不安に感じるような場合には、すぐに家族や友人に助けを求め、ハワイ州家庭内暴力対策室に連絡をするか、家庭内暴力アクション・センター (808)531-3771に電話してください。緊急な場合には911に電話してください」とホノルル検察官スティーブン・アルム氏が述べている。

警察官の報告書によると、630日午前78分に警察官が到着した時に、マナーズ夫妻の娘ふたり(13歳と15歳)が家の前で泣きながら立っていて、家の中から出てきたケビンは大量の汗をかいており、様子がおかしかったという。

手には血液が付着しており、「私が妻を殺した。私が妻を殺した。ママが私にすることにうんざりだったんだ」と呟いたと記録されている。

ふたりの娘たちによると、両親が寝室で言い争いをしているのを聞いて様子を見にいくと、父親が母親の身体の上に乗っていて、その時母親は明らかに呼吸困難な状況だったという。

ケビンは立ち上がって寝室のドアを閉めて鍵をかけ、その後娘たちは母親の声と呻き声を聞いている。

アーリーン・マナーズの体には複数の刺し傷があり、その場で死亡が確認された。

家庭内暴力は、新型コロナウィルス感染拡大対策として外出が制限されてから増加傾向あると報告されている。

家庭内暴力アクション・センターによる被害者保護件数は、1年前の544件から55.8%増の848件に上り、ヘルプ・ラインへの電話通報は179件から248件に増加している。

センターが受ける電話相談も毎日810件だったが、今では倍増しているという。

写真 :  Shutterstock.com

(日刊サン 2021.07.08)

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