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【ハワイニュース】サウスウエスト航空、44ドルの格安隣島便が登場

各航空会社が夏の格安航空券の販売をスタートしており、低予算の旅行者がハワイに集まることが予想されるとハワイ・ニュース・ナウが伝えている。

サウスウエスト航空のウェブサイトでは、19日(月)時点で、サイト前面に「ホノルル発フライト、44ドルから」と大きく表示されていた。これは隣島便だが、ロサンゼルスからホノルルへの便も片道159ドルで販売されている。

ThePointsGuy.comでは、数日前の時点で、9月にデンバーからマウイ島への往復航空券が340ドルで販売されていた。なお、FareDetective.comによると、昨年9月の同便は平均800ドルほどだったという。

フェイスブックグループ「ハワイの観光客は多すぎる(Enough Tourists Already HawaiiETA Hawaii)」の運営を手伝うカイ・デュポント氏は、格安航空券を利用する人々は多くの出費を望んでいないとし、「ビーチで寝られるかどうかを尋ねる投稿を見かける。彼らはお金を使わず、ただ安くハワイを楽しむために来ている」と語る。

また、別のETAメンバーによると、格安航空券を見た友人たちから「君の家に泊まってもいいか」とメッセージが送られてくるという。

ハワイ州観光局(Hawaii Tourism AuthorityHTA)は観光客を追い出すことはないが、低予算の旅行者は同局が望むような人たちではない。HTAは、何年も前から多額支出者の誘致を試みてきた。この4月、米国西海岸からの旅行者の平均支出額は、1日あたり233ドルとなっている。

1四半期の訪問者満足度調査では、60%強の旅行者が、今後5年以内にハワイを再訪する可能性が「非常に高い」と回答しているが、これは2016年以降で最も低い数字だ。

ワイキキに滞在中のある旅行者は、「ここ数年来ているが、変化を感じる。人が増え、より混雑している」と語っている。

パンデミック以降、旅行者数は大幅に増えており、4月には80万人以上が訪れている。夏の旅行ラッシュが続く中、「観光客が増える=緊張感が増す」と考える人も少なくないだろう。

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写真:Shutterstock.com

 

(日刊サン 2023.6.20)

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