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【ハワイニュース】節水要請にもかかわらず水道使用量が増加 水道局は一層の節水を呼びかけ

水道局が節水を呼びかけている中で、オアフ島内の水道使用量が増加しているとホノルル・スター・アドバタイザーが伝えている。

レッドヒル燃料貯蔵施設からの燃料もれに対する予防的措置として、水道局では3つの水源からの汲み上げを停止している。

降雨量が少ないことと、これから夏に向けて水道使用量が増加することが予想されることから、水道局では市民に節水を訴えてきたが、実際には使用量が増加しているため、このままでは、強制的な節水対策やオアフ島都市部における新しい建設計画を制限するなどの措置をとる可能性もあるという。

同局のチーフ・エンジニアであるアーニー・ラウ氏はホノルル・スター・アドバタイザーのインタビューで「今は非常に厳しい状況です。皆さんにお伝えしなければなりません。オアフ島ではこれから数年にわたって水道水の供給に問題が出るだろうと思います」と述べている。

同氏はオアフ島(特に都市部の)住民に対して、シャワーを浴びる時間を5分に制限することや、庭の水やり、洗車などを停止するなどして10%の節水を呼びかけている。

今回3つの水源からの汲み上げを停止したことで、オアフ島では1日あたり1,750万ガロンの水道水を失ってしまった。

ハラワの主要水源は、ハラワからハワイカイまでの地域に供給している水の20%を占めている。

一方、今年に入ってから水道使用量は増加しており、これまで1日平均12,000万ガロンだったのに対して、現在では14,000万ガロンとなっている。

ラウ氏によると、3つの水源からの汲み上げ停止は、水源の汚染調査の結果次第で、まだ再開の予定は不明だが、今後数年かかるかもしれないという。

水道局ではこれらの水源の代替として別の場所からの汲み上げを検討しているが、これには5年から7年かかり、その莫大な費用は結果として水道使用者の負担となる。

アメリカ議会ではレッドヒル対策として11億ドルを計上しており、今週月曜日にはハワイ州選出議員が、バイデン大統領が追加として10億ドルを2023年予算に入れたと発表している。

これらの資金は、主に燃料の抜き出しと施設閉鎖に対して使用されることになるとみられている。

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写真: Shutterstock.com

 

(日刊サン 2022.3.29)

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