
現在レストランは店内での飲食が許可されているが、一時閉鎖中のレストランも数多くある。
社会的距離を保つためにテーブル席を減少させ、その他の制約を考えると、とても利益がでないからだという。
グレッグ・フレイザー氏はハワイレストラン協会の会長を務めていた人物で、先月まではカカアコにあるヴィアージオというレストランとカフェのジェネラル・マネージャーをしていた。
ブレイズデルセンターの向かい側にあるそのレストランは、かつてはたくさんの人々で賑わっていたのだが、閉店することになってしまった。
フレイザー氏は「投資家が引き上げてしまったので、今は買い手を探している」という。
「観光業はハワイのすべての人に影響を与える。観光客が来ないなら、どうやってレストランビジネスはやっていくんだ?」
ワイキキにあるトップオブワイキキも同様に閉店が決まった。
55年間ワイキキの名物だったレストランだ。
このレストランでは観光客が客の80%を占めていた。
オーナーであるリートン・マウ氏は「お客が100%入って、景気が良ければレストランは利益が出る。しかし、収益が50%しかないなら営業し続けるのは経済的に困難だ」と述べた。
モイリリでは、アヒ・アサシンが閉店となる。
自分たちでアヒを釣り、店舗で提供するというこの店は、ローカルのファミリーによって営まれていた。
新型コロナウィルス感染拡大前にはオアフ島には3000軒以上の飲食店があったが、フレーザー氏は「生き残ろうと今までの蓄えを使い果たして閉店せざる得ない店がたくさん出るだろう」と述べた。
写真:EQRoy / Shutterstock.com
(日刊サン 2020.6.12)