デービッド・イゲ知事は6月8日、週末のブラック・ライブズ・マターの抗議運動の参加者は、新型コロナウィルス感染から人々を守るために数日間の自己隔離をするように要請したとホノルル・スター・アドバタイザーは伝えている。

イゲ知事は8日朝のコロナ対策会議の中で、抗議活動が平和的に行われたことを喜ばしく思うが、コロナ感染数が増加することを懸念していると述べた。

「我が国が進歩してきているにもかかわらず、いまだに人種的不平等が行われていると言う事実があり、ハワイの人々もみんなでもっとより良い社会にしようと思っている。抗議活動が非常に平和的に行われたことに非常に感銘を受けた。しかし、抗議活動に参加した数千人もの人々が肩寄せ合って過密な状態で集まっていたのを見て心配している。数日間は自己隔離して、症状がでたらすぐに医療機関で治療を受けてほしい。特に、高齢者など、感染した場合に重篤化する恐れのある人々には近づかないでもらいたい」

また、イゲ知事は本土からの旅行者に対する検疫解除は今月中にはないだろうと述べた。

本土および海外からの旅行者に対する14日間の自己検疫をどのように解除していくかの手順の発表はもうすぐ行われる見通しである。