5月はメンタルヘルス啓蒙月間だ。
KHON2が、退役軍人レオさんと介助犬デピュティの話を伝えている。
レオさんは海軍で17年間働き、PTSD(心的外傷後ストレス障害)とうつ病に苦しんできたが、今年1月に人生が変わる出来事が起こったという。
「5回派兵されて、一度は中東地域に行きました。軍人として活動している間にはたくさんの出来事を目撃し、2018年に健康上の理由で退役しました」
一方、「K9s for Warriors (戦士のための犬たち:K9とは犬を表すcanineのこと)」という、退役軍人のための介助犬となるように犬を訓練する団体がある。
フロリダ州とテキサス州に拠点があるこの団体の施設で、犬たちは長期間の訓練を受け、それぞれの状況に合わせて最適な組み合わせとなるよう、さらなる個別の訓練とマッチングが行われる。
昨年、レオさんはフロリダの施設へ行き、そこで「デピュティ(副官)」という名の介助犬と出会い、3週間にわたる様々な手順を経てハワイにやってきた。
「デピュティは本当に可愛くて、私のことを心配してくれます。ハワイにやってきて、デピュティと一緒にいろいろなことに挑戦できるようになり、本当に嬉しく思っています」
レオさんは、デピュティには一目惚れだったといい、人生を変える出会いだったと述べている。
「私は時々ナーバスになったり、何かのきっかけで精神的に不安定になります。でもデピュティは、そばで愛情を与えてくれ、注意深く見守ってくれます」
同じような境遇にいる人々へ、レオさんは、「まず、あなたは一人ぼっちではありません。時々人間は頭の中で他人との距離をとり、線を引いてしまい、自分は独りだ、すべて自分だけで耐えなくてないけないと思ってしまいます。それは自分自身についている嘘なのです。勇気を持って助けを求めてください」とメッセージを送った。
「K9s for Warriors 」では今月、新しい施設をオープンして、さらに88匹の介助犬が訓練を受けている。
この団体のサービスについての詳細はこちらから。
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写真:Shutterstock.com
(日刊サン 2022.5.27)