新型コロナウィルス感染で社会が大きな打撃を受けている中、ハワイでは在宅高齢者のための温かい食事や学校給食から切り離された子供たちのためのランチ、困窮家庭への食材配布など様々な奉仕活動が展開されている。
失業したレストラン従業員はキッチンに戻って、時には無償で喜んで働いていたり、寄付をしてくれる人々、配達に携わる人々などをまとめ大規模なネットワークを動かす主催者とともに、農産物を分けて梱包する数百人のボランティアが働いている。
これらの活動は政府の関与はほとんどなく、自発的に様々なグループが動いて出来上がったものだ。
Show ALOHA はその中でも最大のグループで、レストランに費用を支払って食事を調理し、外出できない、または外出してはいけない人々に配達するサービスを行っている。
主催者のマイク・ガングロフ氏は、自身が経営する会社から5万ドルを提供してこのプログラムを始め、初めはレストラン10店が参加して各店舗が毎日60食、合計600食を毎日届けた。
それ以来90万ドル以上の資金を調達し、40店以上のレストランが交代で参加し、毎日1400食を提供している。
生鮮食品や乾物などの寄付も集められ、レストランの費用負担やアロハスタジアムでの無償の食料配布にも参加した。
また、ノグチ夫妻が運営するシェフ・ホイというコミュニティミールプログラムがある。
このプログラムではレストランに代金を支払い島全体のコミュニティグループに毎日食事を提供している。
野口夫妻は「レストランはその代金で給与を支払い、営業を続けることができ、農業をサポートすることもでき、かつ、人々に食事を提供できる」と述べ、このプログラムには10万ドルがこれまでに寄付されており、5月中は運営する。
現金や食料を寄付するか、Tシャツを購入することでこれらの取り組みに寄与することができる。
showalohachallenge.com にアクセスもしくは356-2994に電話
chefhui.com にアクセス
(日刊サン 2020.5.20)