公共交通機関におけるマスク着用は現在任意となっているが、全ての人がマスクを着用しなくて良くなったというわけではない、とKHON2が伝えている。
4月18日(月曜日)、連邦裁判所の判事によって、公共交通機関におけるマスク着用の義務化はCDCの権限を超えているという判決が下され、それに伴って、ザ・バスなどを含む島内の公共交通機関において、マスク着用は個人の判断に任されることになった。
しかし、アメリカ本土からハワイにやってくる飛行時間の長さを考えると、この状況はハワイにとって大きな意味を持つという。
専門家は、長時間のフライトは危険度が高く、特に持病などのために免疫に問題を抱える人は、自分自身を守ることを考える必要があると語っている。
「機内で新型コロナに感染した人が周囲に座っていて、換気機能だけが作動していることを考えると、マスクを着用する方がより安全だと思います」とイースト・ウェスト・センターの上席研究員であるティム・ブラウン博士が述べている。
飛行機内での新型コロナ感染状況について研究が進んでおり、オミクロン亜種BA2のように感染力の強い種に関しては、より注意が必要だという。
「今後は、乗務員がマスクを着用しないこともリスクにつながると思います。マスク非着用の乗客と接触した客室乗務員が、そのままマスクをせずに接客をするというのは潜在的なリスクになると多います」
機内でマスクを着用していても問題はあるという。
「非常に肥満しているのであれば、大きな問題となるでしょう」とハワイ・プレミア・メディカル・グループのスコット・ミスコビッチ医師が語っている。
「喘息や喫煙によって呼吸器系に持病を持つ人、あるいは心臓系に持病を持つ人は、マスク着用の必要があると思われます」
追加接種を受けた人々も、旅行に関して重大な選択を迫られているという。
「もし5歳未満の子供がいるのであれば、旅行について考える必要があるでしょう。子供と自分の家族を危険にさらすべきかどうか決断しなければなりません」
また、マスク着用の際には高品質のものを選択すべきだという。
特に5歳以下の子供には、大きさにあったマスクを選ぶことが肝心だという。
「布マスクはあまり保護とはなりません。N95などがベストです」
シェアする
写真: Shutterstock.com
(日刊サン 2022.4.20)