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【ハワイニュース】モンクシールが出産、カイマナビーチを閉鎖

14日(金)、ワイキキのカイマナビーチにてハワイアンモンクシールが子どもを出産したため、現在、ビーチの大部分が立ち入り禁止になっているとKHON2が伝えている。

今回カイマナビーチで出産したのは、ハワイアンモンクシールのカイヴィ。同ビーチはこれで3年連続でモンクシールの出産があったことになる。カイヴィは過去にも同ビーチにて出産・子育てを行っている。

ハワイアンモンクシールはハワイ固有種のアザラシで、絶滅危惧種。母モンクシールと子どもがいる場合、一般的には150フィート(約46メートル)以内に近づかないよう勧告されている。なお、ハワイ州ではモンクシールに一定の距離を取ることが義務づけられており、故意に近づいた場合は罰金が課せられる。

現在、カイマナビーチでは、自然保護資源執行課(DOCARE)とボランティアが協力し、ビーチの大部分が閉鎖されている。

ビーチを訪れている州外からの旅行者は、様々な反応を見せている。ミシガン州に住むイフェタヨ・ジョンソンさんは、「このような特別な出来事に遭遇することができたことは、私たちの旅行に良い影響を与えている」と語り、ビーチ閉鎖に理解を示した。また、オアフ島に一時滞在中のクリスティーナ&テリー・ハーディスティ夫妻は、「サメでも出たのかと思ったが、モンクシールだったのか! ビーチ全体を閉鎖することにしたのは驚きだ」と戸惑いを見せた。夫妻は、モンクシールのカイヴィはメスで、出産したばかりだと知ると、「それは非常に理にかなっている」「ママアザラシはとても危険な存在だ」と語った。

ビーチの常連利用者の一人、アキさんは、モンクシールに近づきすぎる旅行者が過去に大きな問題になっているとし、「彼らは、自分たちはホテルの宿泊客だからと、(ビーチ閉鎖に)文句を言うが、何もわかっていないんだ」と語った。現在、ビーチの大部分が閉鎖されたことで、そういった問題がなくなり、状況が改善しているという。

なお、カイマナビーチのエヴァ側は利用が可能だ。18日(火)にはDOCAREの係員が現場に来ており、州土地自然資源局(DLNR)は、24時間体制の監視を行うかどうかを検討中としている。DLNRは、20日(木)に米国大洋気象庁(NOAA)の関係者と合同で記者会見を行い、ビーチの計画に関する最新情報を伝える予定となっている。

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写真:Shutterstock.com

 

(日刊サン 2023.4.19)

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