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ホノルル警察署の情報提供、「不十分」と批判

ホノルル警察署の情報提供、「不十分」と批判

今月ホノルルで発生した一連の重大犯罪について、ホノルル警察署(H P D)の情報提供が不十分だとして報道関係者や市民の間で批判が起こっている。専門家は「警察が情報開示を差し控えることは地域社会の平和を乱すことに繋がる」としている。

先週土曜夜、45歳のマラカイモ・マウマランガがアイエアの自宅敷地内で銃撃された。犯人と見られる武装した男らは現在逃走中だが、スーザン・バラード警察署長を含む警察幹部らはこの事件に関するコメントを控えた。また、今月初めに50歳のジェラルド・ワイアラエがハイウェイで刺殺された事件の犯人も未だ逃走中だ。これらの事件について報道関係者を交えた記者会見は行われていない。

HPDには現在、元テレビ・レポーターのサラ・ヨロとミシェル・ユーの2人のスポークス・パーソンが所属している。しかし、ハワイ・ニュース・ナウは「最近の事件等に関するインタビューを求める度に、事前に録画されたビデオや書面による声明が提供され、質問や説明の直接の機会は与えられなかった」と報道している。HPDは、犯罪現場または報道するに値する事件の担当官は認定された報道代表者に情報を提供する責任があると述べているが、「実行されていない」という。

情報開示の透明性について圧力がかかったことを受け、先週、バラード警察署長は6つのメディアに個別のオンライン・インタビューを提供したが、各インタビューには10分間の制限時間が厳格に定められていた。アメリカ自由人権協会のジョシュア・ウィッシュ事務局長は、警察委員会は署長に情報の透明性を高めるようさらに強く求めるべきとの見方を示した。

(日刊サン 2021.03.31)

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