水道水の需要が非常に大きくなっていることから、水道局がオアフ島住民に水道の利用を1割削減するよう求めていると、ホノルル・スター・アドバタイザーが伝えている。
3月10日(木曜日)に行われた会見でチーフエンジニアのアーニー・ラウ氏は「すべてのお客様への要望ですが、特にホノルル、アイエア、ハラワの水道システムを利用している方には10%の自主的削減をお願いします」と述べている。
「それ以外の地域のお客様に影響は出ていませんが、皆さんに節水のご協力をお願いします。オアフ島全体で10%の節水を実現できれば、素晴らしいことです」
レッドヒル燃料貯蔵施設からの燃料漏れが原因とみられている汚染水問題で、水道局はアイエアとハラワにある水源からの汲み取りを停止している。
この問題では、海軍の水道水システムに石油燃料が混入しているのが見つかり、およそ93,000人に影響が出ている。
国防総省は今週燃料貯蔵施設の永久閉鎖を発表したばかりだ。
この汲み取り停止措置と例年より少ない降雨量のために、水道供給量に影響が出ているという。
「降雨量が少ないためにオアフ島にある水源に供給される水量も減っています。これから雨が増えるとしても水量の回復には時間が必要です」
水道局ではオアフ島住民に対して、毎日の生活で使う水の量に注意するよう呼びかけている。
シャワーの時間を短縮したり、蛇口から水を出しっぱなしにしない、芝生や庭に水やりをする時には午前9時前か午後5時以降にするなどの対策を例として挙げている。
「ホノルルでは40万人以上への水道を供給しています。病院や学校、政府機関など重要な施設も含め地域社会全体に重要な水を提供しているのです。需要と供給のバランスを考え、皆様のご協力をお願いいたします」
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写真: Shutterstock.com
(日刊サン 2022.3.11)