【世界のこぼれ話】双子のライオン ウクライナからベルギーへボランティアが輸送
2021年1月に生まれたアフリカン・ライオンの双子は現在1歳で、ウクライナのキエフにある動物保護センターで暮らしていた。
名前はツァーとジャミル。
2匹はセンターで保護される前の飼育状態が悪かったために年齢の割に体が小さいという。
ロシアによるウクライナ侵攻から2日後の2月26日にキエフの保護センターから移されて、ポーランドを経由して3月9日(水曜日)無事にベルギーの保護センターに到着したとフォックス・ニュースが伝えている。
輸送したのはボランティアの人々だ。
キエフからトラックに積まれて5日かかってポーランドに到着したが、その途中でロシア軍に足止めされた。
輸送の途中でロシア軍はライオンを殺すと脅したが、ボランティアの人々が命がけで守ったといわれている。
ポーランドで2週間過ごした後、ドイツを経由してベルギーまで輸送された。
現在は検疫中で、これから3ヶ月を過ごすことになる。
その後2匹をどうするかについては未定だという。
写真:Shutterstock.com
(日刊サン 2022.3.10)
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