米FDA、ジョンソン&ジョンソン社ワクチン承認 ハワイへは1、2週間後に到着の見通し
米FDA、ジョンソン&ジョンソン社ワクチン承認 ハワイへは1、2週間後に到着の見通し
2月26日にアメリカ食品医薬品局(FDA)が緊急使用を承認したジョンソン&ジョンソン社製ワクチン400万回分が、今週中にアメリカ国中に配送されることになっているとハワイ・ニュース・ナウが伝えている。
ホワイトハウスの発表によると、今回新しく承認された一回接種のジョンソン&ジョンソン社のコロナワクチンのすでにある在庫は早急に配られる予定になっており、3月の終わりまでに1,600万回分、6月末までには1億回分をアメリカ全土に配ることになっている。
ジョンソン&ジョンソン社製ワクチンは一回の接種のみで効果があるとされているが、ホワイトハウスは、接種の順番が来た時にはどの会社のワクチンであれ受けてもらいたいと国民に訴えている。
一方、アメリカ疾病予防管理センター(CDC)は、2月28日にこのワクチンは18歳以上の人々に対して行われるべきだと強く推奨している。
この新しいワクチンは今後7日から14日間の間にハワイへの到着が予想されている。
一回の接種で済むことから、ワクチン会場から離れたところに住む人々、ホームレスの人々、学生などに向いているという。
ワクチンの効果率は72%と、ファイザー社やモデルナ社製のワクチンよりは低いものの重症化して入院することは十分に防ぐことができる。
ハワイでは現在5万回分のワクチン接種が毎週行われているが、ジョンソン&ジョンソン社製ワクチンが新たに追加されることで4月・5月には毎週10万回ほどのワクチン接種が可能になると見られている。
現在ハワイでワクチン接種を受けることができるのは1Bグループ(75歳以上の高齢者と一部の必要不可欠な分野での労働者)が対象となっている。
今後春ごろには1Cグループ(65歳から74歳の住民、16歳以上の持病のある人々、必要不可欠な分野での労働者全て)が対象となり、それ以外の人々は2グループとして夏頃の接種が予定されている。
写真:Sonia Bonet _ Shutterstock.com
(日刊サン 2021.03.01)
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