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マカハ・バレーの開発会社 破産申請

マカハ・バレーの開発会社 破産申請

マカハ・バレーを一大ゴルフリゾートに開発しようと計画していた会社が破産を申請したとホノルル・スター・アドバタイザーが伝えている。

カナダに本拠地を置くパシフィック・リンクスと関係7社は2019年に土地の売却を計画したもののうまくいかず、先週に破産の申し立てを行い、3億ドルのプロジェクトはどうなるのか先が見通せない状況となった。

パシフィック・リンクスは5年前に地元の不動産開発業者スタンフォード・カートとの共同事業として、マカハ・バレーに新しいリゾートを開発すると発表した。

当時発表された計画では、644エーカーの土地に766室の宿泊施設を建設し、地元住民に500以上の仕事を提供することになっており、ゴルフコースの設計にはタイガー・ウッズ氏が参加すると発表していた。

しかし、主に中国の顧客を中心に世界中の500コース以上のゴルフ会員権を販売している親会社が中国からの資金調達が困難になったことと、新型コロナウィルス感染拡大で財政難に陥ったことでマカハ・バレーの開発を諦める結果となった。

パシフィック・リンクスと協力して開発の実行を担っていたカー氏は、この土地は新しい大規模リゾートを開発できるオアフ島で唯一の土地なのでポテンシャルが高く、どこかの会社がこのプロジェクトを引き継いでやっていくだろうと期待しているという。

パシフィック・リンクスは2009年にカポレイゴルフクラブを3,100万ドルで買収し、その後ワイマナロのオロマナゴルフコース、カイルアのロイヤル・ハワイアン・ゴルフクラブを運営していたが、マウイ島にあるロイヤル・カアナパリとカアナパリ・カイ・ゴルフコースの買収に失敗している。

現在同社はマカハ・バレー以外の固定資産は所有しておらず、およそ4,700万ドルの評価額となっているが、負債総額は5,000万ドルから1億ドルとみられる。

パシフィック・リンクス・グループのトップとして実権を握っているのは、カナダ在住の中国人シャー・デゥ氏で、フォーブズ誌によると個人の純資産10億ドルを有すると言われている。

(日刊サン 2021.2.10)

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