リステリア菌汚染の可能性があるとして、ウォルマート、ホールフーズ、ターゲットを含む数店舗から冷凍フルーツがリコールされているほか、アボカド・サルサとソーセージ・リンクもリコールの対象になっているとハワイ・ニュース・ナウが伝えている。

今回リコールになった冷凍フルーツは、「サンライズ・グロワーズ」社の冷凍パイナップルが含まれる製品で、ハワイ州をはじめアメリカ全土で販売された多数の商品に含まれている。アメリカ食品医薬品局（FDA）によると、サンライズ・グロワーズ社が第三業者から仕入れたパイナップルがリステリア菌汚染の可能性があり、リコールが決定した。なお、FDAによれば、このリコールに関連した疾病は今のところ報告されていない。

リコール対象商品は以下のとおり。

・ウォルマート：2023年1月19日から6月13日まで販売されたGreat Value Mixed Fruit、Great Value Dark Sweet Cherries、Great Value Mango Chunks

・ホールフーズ：2022年11月1日から2023年6月21日まで販売された365 Organic Tropical Fruit Medley、365 Organic Pineapple Chunks、365 Organic Whole Strawberries、365 Organic Slice Strawberries and Bananas、365 Organic Blackberries

・ターゲット：2022年10月14日から2023年5月22日まで販売されたGood&Gather Organic Cherries and Berries Fruit Blend、Good&Gather Dark Sweet Whole Pitted Cherries、Good&Gather Mango Strawberry Blend、Good&Gather Mixed Fruit Blend、Good&Gather Mango Chunks、Good&Gather Blueberries、Good&Gather Triple Berry Blend

リコール対象製品のパッケージには、特定のロットコードと賞味期限が記載されている。コード一覧はFDAのリコールアラートを参照。

https://www.fda.gov/safety/recalls-market-withdrawals-safety-alerts/voluntary-recall-specific-frozen-fruit-products-due-possible-contamination-listeria-monocytogenes

また、ハワイ州保健局は、乳製品アレルギーのある人に対し、トスティートス・アボカド・サルサを控えるよう警告している。ラベルの誤表記により、原材料に乳製品アレルゲンの記入漏れがあるため、販売元の「フリトレー」社はこの商品のリコールを行っている。なお、他のトスティートス製品への影響はないとしている。

また、「ジョンソンビル」社のソーセージ・リンクも、プラスチック繊維に汚染されている可能性があるとしてリコールされている。リコール対象は「チェダー入りベッダー スモークソーセージ」で、1月26日に製造されたもの。ウィスコンシン州の同社は、少なくとも一人の人がプラスチックの黒く細い繊維を発見したことを受け、リコールを決定した。

これらのリコール対象商品を購入した人は、廃棄する、または店舗に返品して全額返金を受け取ることができる。