オアフ島、マウイ島、カウアイ島の公立学校の生徒は、無料で歯科検診を受けることができる。
これは全国子供の健康月間の一環で行われるもので、ハワイ・デンタル・サービス(HDS)が歯の健康の重要性を保護者に伝え、子供たちに歯科医の定期検診を受けさせるのを促すために行われている。
このプログラムは「ハワイ・ケイキ(Hawaii Keiki)」(訳注:ケイキはハワイ語で“子供”)と呼ばれるもので、2019年以来公立学校の生徒らに無料で歯科検診を提供している。
HDSによると、検診を受けた生徒のおよそ60%がシーラント(虫歯予防治療のひとつ)を必要としており、また、州全体では60%以上の生徒がシーラント処置がまったくされていないという。
そのため同団体はプログラムを拡大し、歯科衛生士と歯科医師が学校を訪問して検診を行うことになったとKHON2が伝えている。
その検診とともにシーラントの措置も行われる。
シーラントは、虫歯予防治療方法のひとつで、虫歯になりやすい奥歯の噛む面の溝を、レジンなどのプラスチック樹脂の薄いコーティング剤で覆うことによって、食べかすやバクテリアの繁殖から保護するというものだ。簡単な治療のため、数分で完了する。
治療後、生徒にはお土産バッグが渡されることになっており、中には歯ブラシ、歯磨き粉、デンタル・フロス、歯の健康維持のための小冊子が入っている。
プログラムについての詳細はこちらから。
https://nursing.hawaii.edu/hawaii-keiki/school-based-health-services/dental-services/
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写真:Shutterstock.com
(日刊サン 2023.2.7)