ドローンでピザ配達
イスラエルのピザハットがドローンでピザを配達するという新しい手法を開始するとフォックスニュースが伝えている。
ITカンパニーであるドラゴンテイル・システムズが開発したのは、レストランから離れたところにいる配達ドライバーにドローンを飛ばして、配達する食事を届けるという技術だ。
この技術を用いて、6月にはイスラエル北部でピザハットのピザが届けられるという。
現時点でのドローンの重量制限は5.5ポンド(2.8キロ)のため、配達できるのは、ピザ2枚とソーダ缶1個に限られるが、技術の向上によって重量制限が上がることを期待しているという。
実際には、ドローンによってピザを直接消費者に届けるのではない。政府がドローンの着陸場所として承認した地区にいる配達員のところまでドローンでピザを運び、そこから、配達員が車で消費者の家まで運ぶことになる。
「新型コロナウィルス感染拡大で食事の宅配の需要は非常に大きくなり、ドローンによる配達は今後大きな役割を担うだろう」とドラゴンテイルのCEOであるレヴァノン氏が述べている。
「ドローンによる宅配システムは、レストラン業界で新しい配達方法となる。人件費も抑えられ、安全な配達方法だからだ」
トラゴンテイル社は、すでにKFCやドミノピザといったチェーン店とも話を進めているという。
今後近い将来に、人々はドローンで宅配荷物を受け取るような日が来るのかもしれない。
(日刊サン 2021.01.21)
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