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ハワイ州議会 審議開始

ハワイ州議会 審議開始

例年であれば、ハワイ州議会の審議開始日にはダウンタウンの州議事堂周辺には抗議活動家、ロビー活動家、州政府関係者などがたくさん集まり、音楽が鳴り響き、フラダンス、ポイをつくイベントなどの催しが開催され、最低賃金引き上げや社会差別の撤廃を叫ぶ人々の声などが聞こえるものだ。

しかし新型コロナウィルス感染が一向に収束しない中で迎えた20日の審議開始日は、16日にワシントンでの国会議事堂に乱入するという事件の影響もあって取り締まりが非常に厳しく行われ、州議会議員だけが集まる非常に静かな始まりとなったとホノルル・スター・アドバタイザーが伝えている。

一般の人々は州議事堂への入館を禁止されており、ナショナルガードの軍人がビルの内外に駐屯しているという状況だ。

審議初日である20日、上院と下院の議員たちは誰もいない議事堂の中に集まり、新しく選出された新議員に対して宣誓式が行なわれた。

120日に始まった今期の州議会審議は429日まで行われるが、今後も一般の人々が議事堂に入ることは許可されず、報道陣に対する会見や公聴会などは全てZoomによって行われる予定になっている。

「州議事堂は一般に公開されるような構造になっているが、昨今の事情に鑑みると安全性に問題がある」と上院議員も下院議員も共に懸念を示している。

特に車両による乱入に弱点が指摘されており、現在は州議事堂の周りに一時的なバリケードをめぐらし、鉢植えタイプのコンクリート製のバリアも設置された。

実際の審議については、議員たちはデービッド・イゲ知事が予算についての詳細を提供しないことに不満を表している。

ハワイ州は新型コロナウィルスによる州経済の打撃から税収入が落ち込み、およそ18億ドルの予算不足に直面している中で、知事は所得税を引き上げることを提案している一方、大規模な予算削減と州職員の一時休職なども考えられている。

25日から始まる本格審議にはイゲ知事から詳細が聞けることになっているため、予算についての優先事項の決定はそこからとなるだろう。

ハワイ州の経済が急激に回復するようなことは考えられず、州の財政は厳しい。

州の収入となるような手段としては、レンタカーに対するガソリン税や観光客への公園入場料なども考えられている。一方、すでに経済的打撃を受けている住民への所得税率の引き上げには難色を示す議員が多い。

(日刊サン 2021.1.21)

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