感染数322 ホリデーの集まりが原因
1月7日のハワイ州の新型コロナウィルス感染症例数は322件となり、昨年9月2日以来の高い数値を記録してしまった。
ジョッシュ・グリーン副州知事は、今回の急激な増加はクリスマスから年末年始にかけて人々が集まったことが直接の原因だとしているとハワイ・ニュース・ナウが伝えている。
グリーン副州知事は今後2週間、人々が集まらないようにと訴えている。
ハワイ州における現在の感染者数は1,831人で、医療施設に大きな負担となっているという。
過去2週間で新型コロナウィルスに感染関連の入院は77%も増加している。
グリーン副州知事によると「現在105人が入院している。医療崩壊を招かないためにも今後2週間人々が集まらないことが必要だ」としている。
一方、ワクチン接種は進んできているものの、その結果がまだ数値には現れていないという。
ハワイ医療協会の代表であるヒルトン・レイテル氏によると、ハワイではおよそ3万人がワクチン接種を受けており、大半が医療従事者、消防、救急、警察、長期介護施設の入居者だ。
ワクチンの接種がコミュニティでの感染に何らかの効果を生むためには、一般の人々にワクチン接種が拡大することが必要だ。
レイテル氏はその段階に達するにはおよそ2カ月はかかるだろうと推測している。
保健局からの発表では、英国で猛威を奮っている非常に強い感染力を持つ変異種は現時点でハワイ州では確認されていないというが、グリーン副州知事は南アフリカからの変異種がハワイで感染しているのではないかという疑いがあるという。
(日刊サン 2021.01.08)
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