サーフィン競技会 中止へ
1月5日、デービッド・イゲ知事の命令により、すべてのハワイ州におけるサーフィン競技会は新型コロナウィルス感染拡大のために無期限の中止と発表されたとホノルル・スター・アドバタイザーが伝えている。
これで、今月マウイ島ピアヒで行なわれる予定だったジョーズ・チャンピオンシップ・ビッグウェーブ競技会とオアフ島ノースショアで行なわれる予定だったサンセット・オープン(いずれもワールド・サーフ・リーグ戦)のキャンセルが決定したことになる。
昨年の世界タイトル保持者で、4度ワールドチャンピオンに輝いたハワイ出身のカリッサ・ムーア氏は「非常に残念だ。競技者はみんな本当に楽しみにしていたのに」と落胆の色を隠せない。
ワールド・サーフ・リーグは当初、参加者の検査を定期的に行ない、観戦者を入れない区分を設定するなどの対策をして大会を決行する予定でいたが、開催者側の主要メンバー5人が検査の結果陽性と出て、ハワイ州保健局、観光局、産業経済発展局などと協議の上、中止を発表した。
昨日のオアフ島での感染者数は74人、7日間の平均は104人と感染は微拡大の傾向にある。
カリフォルニア州サンタクルーズで来月行なわれる予定だったサンタクルーズ・プロ選手権も、カリフォルニア州での感染拡大に伴い中止となっている。
写真:Jorge A. Russell _ Shutterstock.com
(日刊サン 2021.01.06)
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