フロリダ州中部にあるドーナツカフェチェーン「ダンキン」の店舗にて、トイレが爆発して負傷したとして、客がダンキン社に対して過失訴訟を起こしたとAP通信が伝えている。
ポール・ケルアック氏は、1年前にフロリダ州ウインターパークにあるダンキンの店舗の男子トイレで爆発があり、「深刻かつ長期的なけが」を負ったとして、3日(水)、オーランドの州裁判所に訴訟を提起した。この訴訟で同氏は10万ドル以上の損害賠償を求めている。
訴状によると、ケルアック氏は爆発で人糞や尿、破片まみれになった後、男子トイレを出て店長や従業員に助けを求めた。従業員は同氏に、以前にも爆発事故があったため「トイレに問題がある」ことは認識していたと語ったが、爆発の詳細には踏み込んでいない。
AP通信が4日(木)にケルアック氏の負傷の詳細について電子メールで問い合わせたところ、同氏の弁護士であるスコット・スプラドリー氏は、翌日まで手が離せず答えられないと返答した。マサチューセッツ州カントンに本社を置くダンキン社は、コメントを求める電子メールにすぐに返答しなかった。
訴状によると、ケルアック氏は「身体的損傷」を負い、2022年1月の事件以来、精神的なケアとカウンセリングを必要としているという。
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画像:Shutterstock.com
(日刊サン 2024.1.5)