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アラ古希からのユルユラAlohaマインド

【アラ古希からのユルユラAlohaマインド】自分で自分を褒めてあげたくて

 10年近く前に、ホノルルで購入いたしました黒の割と大き目なエナメルバッグを、とても気に入って外出時に使っていました。でも、ここ数年は軽めのショルダーバッグを使うことが多くなり、久しぶりに会合へ出かけるときに薄いカーディガンもバッグの中に入るので、使おうと思いクローゼットの奥から探して出してみました。

 ところが黒のエナメルがボロボロにはがれ落ちて、私の大好きでしたバッグがなんとも無残な姿になっていました。もっと早くにエナメルバッグの保存方法とかお手入れ方法を調べて管理保存しておくべきだったと思ってももう手遅れで、ガックリしてしまいました。

 私の住まいは浅草で、周辺には革材料の問屋さんも多々あり、革の端切れを格安で店先にて売っているところが何軒もあります。そんなこともあり、私は数年前から台東区ものづくり支援センターにて15百円で、3時間ほどの革ミシン講習会へ参加して、小さなポーチなどをミシンでなんとか作れるようになりました。

 好きで購入した黒のエナメルバッグをエナメルが無残にはがれたからとて、即ゴミ箱へ捨ててしまう気にはなれず、頑張ってリフォームをしてみようと思い立ったのです。幸いにも数か月前にイタリー製の格安金茶の革を買って、いつか何かを作ってみたいと思っていました。

 黒のエナメルバッグの糸をほどき全てを解体して分解したパーツ自体を使い型紙を作りました。保存していた金茶の革を広げ型紙を置きましたら、なんとか出来そうな面積がありました。取っ手はエナメルではない革で、まだまだ十分使えそうなので活かすことに。底面は、真ん中で革を継いで縫いました。全く不自然ではないのでほっとしました。

 出来上がりを点検していたら左横真ん中に小さな穴がありました。縫いこぼしにショック! 竹串の先に革用ボンドをつけて押し込みクリップで止めておきましたら次の日には穴は消えていました。万一、使用中にまたミシン糸がほつれたら、部分的にミシン糸をほどいて、手縫いで綿のろう引き糸で補修を試みるつもりです。

 東京は只今猛暑続きなので、家の中に引きこもって出来ることに夢中になるタイミングにはグッドと、頑張ってみました。3日間で修理に成功できました自分を自分で褒めてあげたくなりました。

修理バッグの Before & Afer

  これからの人生へ アラ古希からのユルユラAlohaマインド No.129

蒼井 絹子

北海道生まれ。学習院女子短期大学英文科卒業。 

1984年「ベルーシの涙は、スニーカーブルース」が、NHK北海道ラジオ創作ドラマで採用 

1987~89年 3人の小学生の子供達を連れて渡米。シアトルのグリッフィンカレッジに 留学・卒業。シアトル日本語放送局にて番組を担当 

1994年 北海道にて、陶芸工房【G-club】を開設 

1997~2001年 北の生活産業デザインコンペにて入選・入賞 

2002年 財団法人中小企業総合研究機構会長賞を「マグネット・アート」で受賞 

2003年 東京に工房・オフィスを開設 

2011年 日本旅行作家協会入会。東京都TASKものづくりコンテストにて奨励賞を受賞 

2012年 東京都美術館「東京展」にて「マグネットアート」入選 

2014年7月7日より、ハワイマッサージアカデミーへM-1(技術取得ビザ)にて留学 

2015年1月17日 同校卒業 

2020年12月 著書「人生の“サバティカル”留学」を上梓

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